ようやく、九州から近畿の雨や雪は弱まってきたようですが、北陸から東北は広い範囲で雪が降っているようです。大気の状態も不安定で、東京でも本日の午後にはひょうを観測しました。このあとも、北陸や東北は雪が降りやすく、ふぶく所がある見込みです。それではここ2週間の市場の状況を見てみると、不安定な天候も影響し、市場の入荷量も昨年と比べると少ない状況が続いています。それでも、市況のほうは単価安での推移となっています。また、8日の松市ですが若松の下位等級を中心に引き合いが強い取引きとなりましたが、上位等級の中から値ごろ感のあるものも多く出てきたために全体的にみると、昨年比では単価安傾向の市況となりました。また、15日の千両市でも同様に下位等級の引き合いは強く、前日相対でも強めの取引きとなりましたが、高値の為に買い控える傾向も多く見受けられたのと、下位等級の入荷量も結果的には多かったためにセリの単価は大幅安となりました（表1.2参照）。量販店でも多くお花が売られるようになった今日では、今までは年末には欠かせないものであった物でも「無い」「少ない」だから「高い」「高値になる」という状況も行き過ぎると、買い控え＝売り控えということにもなり、売りやすい商品に代えて販売するということになってしまったのでは・・・と考えさせられました。我々も含め、市場、産地（生産者）も今一度、消費者に対して販売しうる適正価格や、販売、流通のあり方を考える必要があると感じました。さて、今年も残り10日となりました。最後の一週間は、しっかり仕入れて、しっかり販売して、良い一年の締めくくりとなるよう頑張りましょう！良い年が迎えられますよう、お祈り申し上げます。

表1　<2013年12月第2週～第3週　2012年度対比> 

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表2　<2013年松市・千両市　2012年度対比>