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市況レポート Vol.135

2013.12.06

今週から12月に入り、今年も秋から冬へと季節が移り変わる時期になってきました。気象庁の長期予報では、今年の冬も「寒い冬」となる見込みで、さらに、12月から2月にかけての気温は、全国的に「平年並みか低い」予測になっています。また、北陸から北では、ここ2年連続で大雪傾向となっていて、今年も大雪傾向となることが予想されています。さらに、昨年は雨の量が少なめだった西日本の日本海側も、今年は雪の量が多くなる予測がでています。この冬は、平年に比べて寒気の影響が受けやすくなっているそうなので、日に日に寒さも厳しさを増していきそうです。さて、11月下旬から、12月初旬の市場の状況ですが、徐々に入荷量も増えてきて、菊類などは落ち着いた市況推移となってきました。しかし、バラ、カーネーション、ストック、金魚草、トルコキキョウ、かすみ草など業務需要が牽引しているような品目では引き合いが強く、全体的にはやや強めでの市況推移となっています。また、11月のトータルでも昨年と比べると単価高での推移だったのが見てとれます(表1.2参照)。あさって8日の日曜日は、松市となりますが、先に行われた東北や関西等の市況は、予想されていたとおり下位等級を中心に強めでの市況推移となっていた模様です。市場の入荷予測も、根引き松は減少、五葉松は昨年並み、若松1等~2等は昨年並み、下位等級は少なめ、からげ松は昨年並みとなっており、昨年もからげ松の入荷は少なかったことを考えると、下位等級の引き合いは非常に強くなりそうです。また、来週の千両に関しても同様の傾向が伝えられていますので、ご注文がお済でないお客様はお早目にお願いします。冒頭に申し上げたように、今年は寒冬が予想されています。天候によって影響が出る産地も出てきますので、年末商材につきましてもお早目のご注文をお願い申し上げます。なお、年末年始の営業日のご案内をPDFファイルにてリンクいたしました。ご確認お願いいたします。


営業本部部長 今井克己

表1 <2013年11月第5週~12月第1週 2012年度対比> 

    11月25日(月) 11月27日(水) 11月29日(金)  12月2日(月) 12月4日(水) 12月6日(金)
OTA 入荷口数 93.5  101.3  101.8  94.7  104.4  98.6 
  平均単価 105.6  109.5  110.6  108.1  102.3  103.1 
FAJ 入荷口数 103.6  103.8  107.8  109.7  113.8  107.0 

平均単価 104.0  103.2  108.2  104.2  102.4  99.7 

 (%)

表2 <11月トータル 2012年度対比> 

    11月合計
OTA 入荷口数 94.8 
  平均単価 107.9 
FAJ 入荷口数 101.3 
  平均単価 108.0 

 (%)