先週の14日木曜日に、名古屋では初氷、長野では初霜が観測されました。今年の秋も一気に深まった感じがします。今年の秋の深まり方は北海道では遅く、関東から西は早い傾向にあります。先月の12日には東京で統計開始以来最も遅い真夏日を記録するなど、今年は夏が長引き、秋が短い傾向にあるようです。さて、今年もクリスマス商戦が始まり、年末に向けての準備も忙しくなってきました。そして、気になる年末商材の状況ですが・・・。

先週、茨城県の波崎に松と千両の視察に行ってきました。まず松ですが、作柄的には例年並みで品質的には大きな問題はありませんが、年々生産量が減っているのと、若松の下等級は注文相対の傾向が非常に多くなってきている為に、セリ分として市場出荷されるものは大幅に減るものと思われます。私の視察した生産者の方の話では、3等級以下の物は9割近くが注文対応で足りない程だということでした。また、三光松などの松もまだ畑にある物から相対で販売されており、事前の相対取引が増えてきています。千両は、夏の猛暑の影響と病気の発生等で作柄が良くないのと、松と同様に生産量も減っている為、こちらも3～4等級の物の確保が非常に難しい状況となっています。この十数年のあいだに120名いた組合員が25名ほどにまで減ってしまっているのが現状だそうです。松、千両共に数量が限られている物となってきています。仕入れの方法も今までとは同じようにはいかなくなってきそうです。また、昨年は台風の影響を受けて大幅な出荷減となった沖縄の菊類ですが、今年は順調に生育しており、いまのところ注文の対応は応えられる状況です。その他では、鉄砲百合、ソリダコ、チューリップ等が品薄な予測が出ています。

さて、ここ2週間の市場の状況ですが、依然として菊類、バラ、トルコキキョウ等は品薄傾向が続いており入荷減の単価高となっていましたが、ここへきて高値続きの反動が出てきており、入荷減は続いていますが単価も落ち着いてきました（表1参照）。昨今の重油の高騰による国内生産の減少や、円安による輸入商品の減少により入荷量が増えない状況が続いていますが、年末に向けては徐々に入荷量は安定してくると思われます。しかしながら、松、千両と同様に需要期の注文比率は増える傾向にありますので、年末商材等は計画的な注文での対応をお願い申し上げます。

先週の14日木曜日に、名古屋では初氷、長野では初霜が観測されました。今年の秋も一気に深まった感じがします。今年の秋の深まり方は北海道では遅く、関東から西は早い傾向にあります。先月の12日には東京で統計開始以来最も遅い真夏日を記録するなど、今年は夏が長引き、秋が短い傾向にあるようです。さて、今年もクリスマス商戦が始まり、年末に向けての準備も忙しくなってきました。そして、気になる年末商材の状況ですが・・・。

先週、茨城県の波崎に松と千両の視察に行ってきました。まず松ですが、作柄的には例年並みで品質的には大きな問題はありませんが、年々生産量が減っているのと、若松の下等級は注文相対の傾向が非常に多くなってきている為に、セリ分として市場出荷されるものは大幅に減るものと思われます。私の視察した生産者の方の話では、3等級以下の物は9割近くが注文対応で足りない程だということでした。また、三光松などの松もまだ畑にある物から相対で販売されており、事前の相対取引が増えてきています。千両は、夏の猛暑の影響と病気の発生等で作柄が良くないのと、松と同様に生産量も減っている為、こちらも3～4等級の物の確保が非常に難しい状況となっています。この十数年のあいだに120名いた組合員が25名ほどにまで減ってしまっているのが現状だそうです。松、千両共に数量が限られている物となってきています。仕入れの方法も今までとは同じようにはいかなくなってきそうです。また、昨年は台風の影響を受けて大幅な出荷減となった沖縄の菊類ですが、今年は順調に生育しており、いまのところ注文の対応は応えられる状況です。その他では、鉄砲百合、ソリダコ、チューリップ等が品薄な予測が出ています。

さて、ここ2週間の市場の状況ですが、依然として菊類、バラ、トルコキキョウ等は品薄傾向が続いており入荷減の単価高となっていましたが、ここへきて高値続きの反動が出てきており、入荷減は続いていますが単価も落ち着いてきました（表1参照）。昨今の重油の高騰による国内生産の減少や、円安による輸入商品の減少により入荷量が増えない状況が続いていますが、年末に向けては徐々に入荷量は安定してくると思われます。しかしながら、松、千両と同様に需要期の注文比率は増える傾向にありますので、年末商材等は計画的な注文での対応をお願い申し上げます。