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市況レポート Vol.86

2012.01.06

2012年、新しい年を迎えました。本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年末を振り返ると、26日(月)、28日(水)は入荷量が前年対比では多かったにもかかわらず、正月向けの花材を中心とした引き合いが強く、前年の価格を上回る品目が多くありました。12月中旬からの冷え込みで入荷量も思いのほか増えなかったため、最終週の市での買いに注文も含めて引き合いが集中したためだと思われます。販売商戦の方は、関東圏では天気にもめぐまれ売れ行きが好調であったお店が多かったようです。
年末の市場の数字を見てみると(表1)、OTA、FAJ両市場とも積極的な買い入り入荷増で単価高だったことが見て取れます。今年に入ってからは、全体的に入荷量も少ないため、業務需要を中心とした引き合いもあり単価高の傾向で推移しています。今後も中旬ぐらいまでは菊類を中心に品薄傾向が続きそうです。予定のある商材は、お早めのご注文をお願いします。本年は皆様方にとって良い年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

営業本部 今井克己

 表1                                                               

    23日(金) 26日(月) 28日(水) 4日(水) 6日(金)
OTA 入荷口数 86.8 103.1 135.7  93.2 98.7 
  平均単価 105.1  107.8  133.3  109.7 106.7 
FAJ 入荷口数  89.4  102.8  143.2  90.6 99.7 
  平均単価  100  120.7  137.7  110 110.7 

 (%)