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市況レポート Vol.85

2011.12.16

今年も残すところ2週間あまりとなりました。来週からは、クリスマス、お正月向けと暮れの本格的な商戦に入っていきます。このところの寒さの影響で、入荷量も多くは無いためここ2週間は昨年と比べると単価高の傾向で推移してきています。この2週間の市場の状況をみてみると、OTA市場は昨年対比で入荷数量、12月5日月曜-6.2%、7日水曜-5.5%、9日金曜+4.9%、同平均単価+7.3%、+13.1%、+12.7%、入荷数量、12月12日月曜日+1.0%、14日水曜-0.6%、16日金曜-4.9%、同平均単価、+1.3%、-2.2%、+0.4%、FAJ市場は昨年対比で入荷数量、12月5日月曜-5.3%、7日水曜-6.7%、9日金曜-1.0%、同平均単価、+9.6%、+16.0%、+10.2%、入荷数量、12月12日月曜日-8.0%、14日水曜-3.5%、16日金曜+1.3%、同平均単価、+10.6%、±0%、+1.9%となっています。また、11日の松市、OTA市場は入荷数量-10.4%、取扱金額+1.8%、平均単価13.7%、FAJ市場は入荷数量-10.8%、取扱金額-2.5%、平均単価+9.1%でした。門松や若松の上位等級、大王松といったところの入荷が2~3割程度少なく昨年と比べると単価高となりました。しかし、根引松、五葉松などは入荷が少なかったにもかかわらず、単価の方はあまり騰がりませんでした。長い年月をかけて生産されるものですので、生産者側からみると厳しい価格となってきています。年末に向けては、引き続きバラの品薄傾向は続きそうです。また赤系の商材も引き合いの強いものが多くなってきています。来週からは、入荷量も増えてくる見込みで、菊類を中心に21日~23日あたりがピークになってきそうです。やや前進気味できている産地が多いので、暮れの荷も前倒しで出てくる見通しです。ご予定の商材は、お早目にご注文下さいますようお願いします。今回で、本年の市況レポートは最終回となります。皆様におかれましては、お体くれぐれもご自愛いただき、年末商戦を無事に乗り切られるようお祈り申し上げます。来年もよろしくお願い申し上げます。

営業本部 今井克己