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市況レポート Vol.59

2010.11.12

11月に入り、ようやくチューリップ、ストックといった夏の猛暑によって生育が遅れていたものが出始めました。ストックの入荷量を例年並みの一昨年と比べると、11月1日で9割減、10日で6割減と減少幅は縮まっていますが例年の入荷量には及ばず、潤沢であった昨年と比べると2倍近い価格での取引となっています。今後は、徐々に増えてくる見込みですが、急激な冷え込みがあれば再び生育が遅れる心配もあり、安定するのは12月にはいってからの見込みです。菊類も入荷量は少なく全体的に品薄傾向の中で市場の状況を見てみると、先週の入荷口数は昨年対比で、月曜-4.3%、水曜-2.9%、金曜-8.2%、同じく、平均単価+23%、+24.8%、+35.7%、と入荷減の大幅な単価高となっています。業務向けの需要や月中の仏花需要も重なり本日も強めの市況状況です。来週以降は、入荷が増えるにつれて市況も落ち着いてくると思われます。

営業本部 今井克己