フローラルジャパン

フローラルジャパンタイムス

フローラルジャパンタイムス

市場の最新レポートをどこよりも早くお届けします。

お問い合わせ

市況レポート Vol.243

2018.05.04

 

全国花き卸の2017年の売上高は前年比4.4は%減の3594億円となり、過去最低の売り上げだったことが、日本花き卸売市場協会のまとめで分かりました。生産基盤の軟弱化による取扱量の減少に加え、天候不順などで物日以外に出荷が増え、単価が伸び悩んだことなどが響きました。協会は「生花店の購買力低下や、物日の需給のミスマッチが表面化してきた」と、厳しい販売環境を分析。切り花の売上高は2578億円で前年比5%減。秋の台風や曇雨天の影響で品薄高となった11月以降を除き、多くの月で前年割れ。単価の伸び悩みについて、協会の磯村信夫会長は「16年後半の品薄高が生花店の経営を圧追し、仕入れを抑える動きが広がった」とみる。
中でも菊類の苦戦が目立った。全体の2割を占める輪菊を占める輪菊の売上高は前年比10%減。市場関係者は、「16年に菊類が高騰した反動で、17年は引き合いが弱かった。主力の業務用取引も需要が増えてきた洋花に押された」と指摘しました。
鉢物類の売上高は910億円で3%減。大手卸は「輸送運賃の高騰や高齢化などで生産量の減少に歯止めがかからない」と明かしました。
「母の日 商材」カーネーションに関しまして、来週より国産カーネーションを中心に単価が通常の1.5倍〜2倍に高騰すると予想されており、品種によってはすでに注文対応出来ないと返答頂いておりますが、概ね安定した出荷量が見込まれております。御注文ピークは9日(水)です。輸入カーネーションに関しては、コロンビア産、エクアドル産、中国産、ベトナム産中心に例年並みの安定した入荷量が見込まれております。5月の人気商材のシャクヤクに関しまして、今年の3月以降の好天と気温上昇で各産地とも生育が2週間ほど前進。暖地産は、ピークを終えてしまい、後続の高冷地産の切り替えとなり、来週あたりで端境となり入荷が減り単価高騰すると予想されております。近年では、母の日に「ひまわりの提案」も人気となっておりまして、ひまわりの出荷も全国各産地より増えてきました。やはり昨年に比べて前進しておりますが、特殊系も出始めバリエーションも増えてきましたので、御注文お待ちしております。

全国花き卸の2017年の売上高は前年比4.4は%減の3594億円となり、過去最低の売り上げだったことが、日本花き卸売市場協会のまとめで分かりました。生産基盤の軟弱化による取扱量の減少に加え、天候不順などで物日以外に出荷が増え、単価が伸び悩んだことなどが響きました。協会は「生花店の購買力低下や、物日の需給のミスマッチが表面化してきた」と、厳しい販売環境を分析。切り花の売上高は2578億円で前年比5%減。秋の台風や曇雨天の影響で品薄高となった11月以降を除き、多くの月で前年割れ。単価の伸び悩みについて、協会の磯村信夫会長は「16年後半の品薄高が生花店の経営を圧追し、仕入れを抑える動きが広がった」とみる。

中でも菊類の苦戦が目立った。全体の2割を占める輪菊を占める輪菊の売上高は前年比10%減。市場関係者は、「16年に菊類が高騰した反動で、17年は引き合いが弱かった。主力の業務用取引も需要が増えてきた洋花に押された」と指摘しました。

鉢物類の売上高は910億円で3%減。大手卸は「輸送運賃の高騰や高齢化などで生産量の減少に歯止めがかからない」と明かしました。

「母の日 商材」カーネーションに関しまして、来週より国産カーネーションを中心に単価が通常の1.5倍〜2倍に高騰すると予想されており、品種によってはすでに注文対応出来ないと返答頂いておりますが、概ね安定した出荷量が見込まれております。御注文ピークは9日(水)です。輸入カーネーションに関しては、コロンビア産、エクアドル産、中国産、ベトナム産中心に例年並みの安定した入荷量が見込まれております。5月の人気商材のシャクヤクに関しまして、今年の3月以降の好天と気温上昇で各産地とも生育が2週間ほど前進。暖地産は、ピークを終えてしまい、後続の高冷地産の切り替えとなり、来週あたりで端境となり入荷が減り単価高騰すると予想されております。近年では、母の日に「ひまわりの提案」も人気となっておりまして、ひまわりの出荷も全国各産地より増えてきました。やはり昨年に比べて前進しておりますが、特殊系も出始めバリエーションも増えてきましたので、御注文お待ちしております。