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市況レポート Vol.165

2015.03.27

先週末のウェザーニュースで、関東・東海・近畿・九州南部の2015年の春一番は時間切れという発表がありました。「時間切れとは・・・?」と思ったので、少し調べてみると、発表期間内に春一番が来なかったということで、この春一番の期限が3月21日だそうです。春一番とは、季節が冬から春にかわる2月4日立春から3月21日の春分までの間の時期に、初めて吹く南寄りの暖かい風の事をいうのだそうで、この期限が来てしまったとのことでした。ちなみにここ最近で(1990年以降)関東地方で発表がなかったのは、1992年、1996年、2000年、2012年だそうです。そういうわけで、春一番は発表されませんでしたが、ここの所は寒の戻りで朝晩は冷え込みが厳しくなる日もありますが、日中の最高気温が20℃近くまで上がるなどして、今週に入って東京、横浜では桜の開花発表があり本格的な春の音連れを迎えました。

お彼岸商戦となったここ2週間の市場の状況を見てみると、16日(月)の週に入りようやく前年を上回る入荷量となりましたが、お彼岸仕入れピークを前にして菊類等は品薄感が続き、卒業、送別需要などで洋花の引き合いも強くなったため、単価高での市況推移となりました。そして彼岸明けとなった今週の水曜日からは、スイートピー、チューリップ、ストック等の入荷量が減少傾向となり、年度末需要で洋花を中心に引き合いが強かったこともあり引き続き単価高での市況推移となりました(表1参照)。

来週からですが、前述したように春の主役だった花達は段々と終わりをお迎え、4月に入ると落ち着いた相場に戻る見込みです。

営業本部部長 今井克己

表1 <2015年3月第3週~第4週 前年度対比> 

 
3月16日(月) 3月18日(水) 3月20日(金)  3月23日(月) 3月25日(水) 3月27日(金)
OTA 入荷口数 95.9  103.6  104.4  103.1  98.4 93.6 
  平均単価  102.9 105.0  109.2  106.3  104.4 108.9 
FAJ 入荷口数  103.5 127.4  111.2  102.4  104.6  94.4 

平均単価  101.5 98.4  109.5  108.8  102.7  105.8 

(%)