先週末から今週にかけて、気圧の谷や湿った気流の影響で雲が広がりやすく、雨が降りやすい天候でした。最高気温も平年よりも低く23℃～25℃程度となっており、昨日今日は１０月上旬並みの気温となっています。来週の中頃からは、再び暑さが戻ってくるようですが、市場でも、コスモス、ワレモコウ、おもちゃカボチャなど秋の草花等の入荷も多くなってきて、秋の訪れを感じさせています。　８月後半の市場の状況を見てみると、お盆明けの週から台風の影響や曇天続きによる日照不足の影響で入荷量が減少し、白菊の上位等級などは品薄感が強く、盆商戦後半の堅調な相場のまま推移しました。今週に入って入荷量も増加に転じましたが、依然として、菊類を中心に品薄感が強く、バラなどの洋花にも品薄感が出て、月末需要も重なり本日も引き続き高値傾向の市況推移となりました（表1参照）。８月の月間数字を見ても、お盆近くから単価高傾向の市況推移が続いたことから、入荷はほぼ横ばいで単価高という市況推移でした（表2参照）。９月に入ると、９月８日は中秋の名月、１５日は敬老の日、２０日土曜日に彼岸入りとなり、連休や祭日がらみで婚礼需要なども活発になってくるため、第２週から３週にかけては、バラなどを中心に注文に対しての品薄感が見込まれており、堅調な市況推移となることが予想されています。お彼岸に向けては、菊類に関しては大幅な前進傾向の予測となっており、特に注意が必要です。りんどうやケイトウなどは例年並み、スターチースはやや少なめの出荷数量の見込みとなっていますので、必要な商品については、お早目のご注文をお願いします。