先週末満開になった桜もゆっくりと散り始め、葉桜と終りに近づいた染井吉野の花たちが日中の暖かな日差しと共に初夏の訪れを感じさせています。昨日は、東京、横浜では最高気温が24℃、小田原では25℃を観測し、今年初めての夏日となりました。市場でも例年どおり、チューリップ、スイートピー、ストック等の春の花の入荷が終わりを迎え、ヒマワリ、芍薬、紅花等の夏の花々の入荷が増え始め、一足早く初夏の賑わいを見せています。さて、4月上旬の市場の状況を見てみると、3月下旬から入荷量は順調に増えてきて、4月に入ってからも入荷増傾向が続き、3月の単価高の反動と需要減により4月に入ると一転して単価安傾向の市況推移となりました。今週に入ると入荷量も落ち着きやや減少傾向となりましたが、引き合いも弱く引き続き単価安傾向となり、入荷減の単価安での市況推移となりました（表1参照）。今月からの消費増税の影響もあってか小売りの動きも鈍いようです。また、3月トータルの市況推移としては、概ね一カ月を通じて単価高だった為、入荷減の単価高で取扱い金額では昨年を上回りました（表2参照）。市場では、母の日に向けての商品提案が本格的に展開されています。コロンビア産のカーネーションやムーンダスト等、輸入品の商材提案も多く出ています。また、バラや国内産カーネーションなど、多品種にわたるものも数多くあります。毎年のことではありますが、短期間に注文が集中する物日となりますので、ご注文はお早めによろしくお願いします。

表1　<2014年3月第6週～4月第2週　2013年度対比> 

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表2　<3月トータル　2013年度対比> 

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