市況レポート Vol.138
2014.01.24
昨日までは、厳しい寒さが続いていましたが、本日は日中の気温が15℃近くまで上がり3月並みの気温となりました。このまま、暖かくなって欲しいところですが、明後日には寒さが戻ってくるようです。
市場の状況を見てみると、過去2年を振り返ってみても1月の入荷量は増えてはおらず、昨年は一昨年と比べると1月トータルでは弱冠の入荷増でしたが(昨年資料・表1参照)、その要因となった輸入商品も今年は多くない為に入荷減の状況が続いています。結果として、5~10%の入荷減となっている為に10%前後の単価高傾向となっています(下表1参照)。業務需要が牽引して白のスプレーマム、ストック、スナップ、デルフィニューム等を中心に引き合いが強く堅調な市況推移となっています。また、中国が旧正月を迎える為に輸入量が少なくなる物も出てくるため、十分な注意が必要です。輸入商品が少ない原因に為替レートが大きく影響していますが、過去の1月の平均レートを調べてみると、2012年1月1ドル76.97円、2013年1月同89.16円、そして2014年本日値を見ると同103.5円となっていて、昨年と比べると14円、一昨年比だと27円程度もの円安相場です。この2年間でこれほどの変動があり、単純にコスト換算はできないにしても30%近く仕入れ単価が上がってしまっていることになります。
さて早いもので、来週で月替わりとなります。先日、ある小売り店の方から聞いたお話ですが、昨年の11月22日「いい夫婦の日」も男性客が増えてきていて、今販促活動をしている『フラワーバレンタイン』も非常に期待が持てるということでした。前向きな取り組みの先には必ず成果が出るものだと思います。2月には「バレンタインデー」、3月には「ホワイトデー」があり、卒業シーズンとなっていきます。一年でお花を贈るきっかけが一番多くある時期です。まずは、2月の「フラワーバレンタイン」から皆さんで始めましょう。
表1 <2014年1月第3週~第4週 2013年度対比>
1月13日(月) | 1月15日(水) | 1月17日(金) | 1月20日(月) | 1月22日(水) | 1月24日(金) | ||
OTA | 入荷口数 | 91.3 | 97.0 | 94.1 | 93.0 | 88.0 | 94.0 |
平均単価 | 104.0 | 113.4 | 112.0 | 109.8 | 109.5 | 110.7 | |
FAJ | 入荷口数 | 93.0 | 113.2 | 97.3 | 100.6 | 98.8 | 99.4 |
平均単価 | 105.4 | 108.3 | 119.4 | 108.3 | 107.0 | 105.9 |
(%)
業界向けフラワーバレンタイン推進委員会ホームページ→http://www.jfpc.or.jp/valentine/index.html
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