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市況レポート Vol.124

2013.07.19

7月6日の土曜日、関東甲信地方でも平年より2週間程早く梅雨明けとなりました。これは、統計開始以来4番目に早い梅雨明けだそうです。その後は、最高気温が35℃前後となる猛暑日が続きました。このような暑さの中、先週は7月盆を控えて、仏花の仕入れがピークを迎えました。白菊の上位等級は、愛知県産を中心に生育も順調で入荷量は潤沢で相場も落ち着いていましたが、黄菊や赤菊は主産地である長野県産等は生育遅れが目立ち入荷量も少なく堅調な相場での市況推移となりました。また、先月下旬から品薄傾向が続いているスプレー菊と小菊は、入荷量は回復には向かっていましたが、新盆需要をまかなうまでにはいかず、小菊は干ばつの影響で丈が短い商品も多く、相対商品も少なく堅調な取引状況でした。菊類の堅調な相場にも牽引され、また連休がらみの宴会需要も重なって、10日(水)、12日(金)は全般的に活発な取引き状況でした。特に、ひまわり、トルコキキョウ等は高冷地産の良品の入荷量が少なく、強めの市況推移でした。今週に入って、市況も落ち着くと思われましたが、急に気温も下がるなど天候不順にも見舞われ市場の入荷量が増えず、持合いの市況となりました。昨年のこの時期は、菊類を中心に単価安の市況だった為、昨年と比較するとこの2週間でみると大幅な単価高の市況となりました(表1参照)。来週以降は、遅れている色物の菊類の入荷量が増えてくるのと、需要も一段落するため、落ち着いた市況推移が予想されますが、天候も不安定な時期でもありますので、引き続きご注文はお早目にお願いします。

営業本部 今井克己

表1 <2013年7月第2週~第3週 2012年度対比> 

    7月8日(月) 7月10日(水) 7月12日(金)  7月15日(月)  7月17日(水)  7月19日(金)
OTA 入荷口数 87.7  101.5  100.8  90.0  94.5  91.5 
  平均単価 124.5  117.9  118.1  120.9  116.9  120.4 
FAJ 入荷口数 99.3  109.9  110.6  101.8  99.8  111.0 
  平均単価 124.3  121.2  119.3  122.2  124.1  118.7 

 (%)