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市況レポート Vol.122

2013.06.21

先週の6月14日に沖縄では梅雨明けとなりました。5月14日に平年より5日程遅く梅雨入りしてから、ちょうど1ケ月です。平年よりも9日程早いそうです。また、1951年に統計を開始して以降5番目に早い梅雨明けだそうです。期間は短かったですが、那覇では平年よりも降水量は多かったようです。関東圏でも、先週あたりから本格的な梅雨空となってきており、今週に入ると最高気温が30℃近くなる日もあり非常にじめじめとした不快な暑さとなっています。市場への荷物の中にも、蒸れをはじめとして痛みの見受けられる商品も多く、花の取扱いには細心の注意が必要な時期となっています。市場の状況を見てみると、昨年比で大田花きでは小幅な入荷減、FAJでは輸入品が牽引して弱冠の入荷増での推移となっています。単価面を見ると昨年の市況が一昨年と比べると10~15%程度の単価安だったこともあり、昨年比で見ると15~20%の単価高での市況推移となっています(表1参照)。産地の切り替わり時期で、色菊や小菊等を中心に品薄感があり、14日には父の日需要で黄色のバラやヒマワリ等の引き合いも強くなり、相場はやや高めでの値動きとなりました。今後は、婚礼需要も一段落し、本格的な梅雨時期をむかえて小売りの動きも鈍くなりますので、引き合いは弱くなってはきますが、カーネーションや小菊等は入荷量が不安定な為、強めで市況推移する場面も出てきそうです。7月盆に向けて、菊類は増えてくる見込みですが、輪菊の色物は少なめの入荷量になりそうです。この先は、天候にも十分注意して、商品の見極めをすることが必要となっていきます。引き続き、お早目のご注文をよろしくお願いします。

営業本部 今井克己

表1 <2013年6月第3週~第4週 2012年度対比> 

    6月10日(月) 6月12日(水) 6月14日(金)  6月17日(月)  6月19日(水)  6月21日(金)
OTA 入荷口数 98.4  98.8  98.7  98.0  96.0  95.0 
  平均単価 110.7  115.2  115.8  114.3  110.2  116.1 
FAJ 入荷口数 95.7  108.0  107.3  105.9  112.7  104.6 
  平均単価 118.7  122.2  121.3  119.4  111.5  109.8 

 (%)