先週末、沖縄は梅雨明けとなりました。平年並みで昨年と比べると約2週間遅い梅雨明けでした。梅雨入りの4月28日から6月22日までの56日間の降水量は、那覇で631ミリで、平年が462ミリだそうなので、梅雨入りが平年よりも11日早かったこともあり、沖縄では期間が長く雨量の多い梅雨となりました。沖縄は梅雨明けしましたが、九州から東北は梅雨の真っ只中です。今週に入ってからも九州地方を中心に大雨が降り、激しい雨に見舞われた地域もありました。こんな梅雨空の中、6月後半の市場の状況を見てみると入荷数量は一昨年並みで推移しましたが、単価は一昨年対比で10～15％マイナスでの推移となり大幅な単価安傾向での市況となりました（表1・2参照）。6月の月間の数字で見ると、ＯＴＡ市場は入荷量で昨年、一昨年対比で、99.8％、98.2％、平均単価で昨年、一昨年対比で、92.9％、97.4％、ＦＡＪ市場は入荷量で昨年、一昨年対比で、106.4％、107.3％、平均単価で昨年、一昨年対比で、83.4％、86.9％となっています。また、先の台風4号の被害情報ですが、小菊類で茨城産1～2割程度、群馬産3割程度、埼玉印西地区の露地物は全般的な被害で修正中、ハスの葉等も傷がついてしまったものが多く出てしまった模様です。九州の法月、和歌山県では大きな被害は出ていないようです。7月に入ると菊類の入荷量も落ち着いてきますし、7月お盆需要も入ってくることからやや強めの市況推移が予想されます。 

営業本部　今井克己

表1　<２０１１年度対比> 

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