市況レポートVol.326
2024.11.22
青果と同様に、夏から秋へと空前絶後の高値は続いています。
クリスマス関連商材、ブライダル、葬儀、レッスン需要は活発な動き。ヒバ杉類、サンキライなどの赤い実物、ヤシャブシ等の実物の枝物、ネイティブ類、ストック、ダリア、カラーなどは引き合いが強いです。小売りは動きが鈍く、量販は高値が続き品揃えに苦戦しています。もともと11月は高冷地から暖地への切り替え時期で、品薄の時期です。今年は更に、沖縄、鹿児島などでの夏場の暑さ、集中豪雨などが原因で、輪菊、小菊、スプレーマムと菊類全般に品薄が続いていることは全体の相場を引き上げる要因となっています。このところの急激な寒さもまた、開花が遅れ、全国的に品薄感が増しています。
入荷少ない品目としては、 菊類の他にはラン類、LAユリ、アルストロメリア、カスミ、デルフィ。
ケイトウ、草花は終盤をむかえています。 スイトピーは出荷が開始したが、一時的に激減中。カーネーションは暖地の出荷が遅れ気味。ホワイトレースも同様です。ポインセチアは色付きが遅れています。ブルースターは10月に出荷まとまり、現在は端境期です。コニファー類の中でも、人気のブルーバードは生育が遅く出荷は少ないです。
入荷が潤沢なおすすめ商材は、ヒバ杉類のコニファー、ブルーアイス、ユーフォルビアの白雪姫 国産のフランネルフラワーなどが季節感もありおすすめです。
12月について、松の下位等級は入荷少なめ、千両は色づきが遅れている。昨年の洋花は、クリスマス需要が低く赤系の動きが珍しく鈍い年でしたが、今年はどうなるでしょうか。お正月に向けた年末商戦の12月25日以降は夏の暑さからの影響で全般的に品薄で逼迫しそうな見通しです。
「FLOWERY✿」BtoBネット販売、新規会員様受付中です! https://floraljapan.fmarche.com/
カテゴリー
年別