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市況レポート Vol.330

2025.03.10

卒業式(2/28・3/1)を皮切りに、大学・専門学校・中学校の卒業式が続き、3月末は送付別需要も増加します。チューリップ、ラナンキュラス、コアニーなどの球根類や春の花の入荷が増加中。ラナンキュラスは単価安になりお手頃価格に。チューリップは埼玉県産が終了し、新潟県産が増加。全体としては横ばい。

今年のミモザの日(3/8)について、寒さと天候不順でミモザの入荷が遅れ、需要のピークに間に合わず。レッスン内容を変更するところも。ミモザに合わせて黄色系の花(フリージア、スイートピー、ラナンキュラスなど)の需要が高かった。ミモザの日を過ぎて出荷は増加し続くため、引き続きご提案お願いします。

春のお彼岸は、キンセンカ、鉄砲ゆり、グラジオラス、アイリスが逼迫する見通し。和歌山県産スターチス(2L)、沖縄の小菊が大幅に不足しています。白菊類は下位が少なく、輸入で補填の動き。量販店では菊やチースをアイテムから外すケースも出てきているようです。

市場全体の動きと今後の見通しは、卒業・送別シーズンやミモザ需要は堅調だが、小売りはやや軟調であった。雪の影響で出荷減少、消費も停止し供給過多気味に。また白菊やストックの入荷増加と葬儀関係の需要が落ち着きでやや単価安へ。天候次第で今後の入荷量相場共にが変動するためご注意ください。

購入の参考にしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。