市況レポートVol.335
2025.05.19
いつもご利用ありがとうございます。5月第1週~第2週の入荷状況と市場動向について。
母の日当日は事前注文は例年に比べて少なかったものの、5月7・9日には仲卸店頭では売り切れの店舗が多かった、しかし、セリ場自体の盛り上がりはやや抑えられた印象です。輸入カーネーションはGW中から大量入荷したが、国産カーネーションは少な目、スプレー品種はやや売れ行きが鈍く、一般消費の購買力低下を感じる場面もありました。
小売りの販売状況は、母の日の週末は土曜日の雨で来店・購買ともに伸び悩んだものの、日曜日には晴天に助けられ、全体単価の上昇も相まって昨年並みの売上を確保できたようです。オンライン販売は価格上昇や景気減退の影響もあり苦戦。スーパーマーケットでの「ついで買い」が減少した一方、量販店は好調に推移したようです。母の日直後の月曜日にはしっかりと補充が入り、その後は落ち着いた動きとなっています。
ゴールデンウィークのブライダル需要は全体的に少なかったが、今週は再び動きが戻りました。店頭では回復傾向が期待されます。
主力商材では、豊富に入荷した芍薬やハイシーズンに突入したバラが引き続き人気です。姫リョウブも好評で、初夏の訪れを告げるヒマワリへのお問い合わせも増えています。
ドライフラワー向きのハイブリッドスターチス(雲竜・八重咲ベージュ/平安・オレンジ茶色)や、可憐な実付き枝ものの花イチゴ(栃木・大井川産)、国産アストランチャ、染め色のアスチルベ(黒・ビビットパープル・オレンジ)など、新鮮で個性的なアイテムも揃っています。
今後は母の日を過ぎた安定期を迎え、引き続き市場状況を踏まえたおすすめ商品をご案内してまいります。何かご要望がございましたら、お気軽にお申し付けください。
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