またもや台風13号が、関東地方に接近。前回、入荷情報をお伝えした時に台風12号が三重県に上陸し、農業どころの愛知県豊橋、田原両市に被害をもたらしました。強い風でビニールハウスの倒壊やビニール破損、果実の落下などが確認されています。

調査を進めている両市や農協などによりますと、豊橋市では太平洋側の市南部を中心に市全体で被害。かまぼこ型ビニールハウスの被害が目立ち、30日夕方現在で１５０～２００棟で確認され、老津地区では、10棟ほどの倒壊があったとのことです。

旬の果物、出荷を目前にした小島地区の特産物「小島梨」が落下。約９９００平方㍍ある畑のうち、１週間後に出荷が迫っていた品種「幸水」を含め、全体の半数が落ちたとそうです。また、市内では、イチジクや稲、トウガンなども被害が見られ、菊産地の田原市でも、かまぼこ型ビニールハウスを中心に倒壊、ビニールの破損、温室のガラスが割れるなどの被害があり、29日現在、６５４棟で確認されており、今後の出荷に影響があるとの事です。

そして今回の台風13号の被害で、心配されるのが年末需要となる「松、千両」の塩害。茨城県は、松・千両。千葉県は、千両の産地があります。昨年は台風被害で松は水没したり、千両は塩害で葉が茶色くなり、良品がかなり少なく逼迫した仕入れとなりました。関東・東北と被害が無い事を祈ります。今後、詳しい情報が分かり次第ご連絡したいと思います。来週はお盆休みに入る産地が多く、入荷不安定となります。代品、欠品等ある時は、早めに御連絡致しますので、宜しくお願い致します。