先週からは一日中雨降りの日があったりと、しっかりとした梅雨の天気となっています。また今週に入ると続けて9号、10号、11号と3つの台風が発生して、現在沖縄地方は、大型で非常に強い台風9号の暴風域に入っていて、猛烈な風が吹き、海上は猛烈なしけとなっているようです。今後は、九州・四国地方でも暴風や高波、高潮に厳重な警戒が必要となっています。このような中、関東地方は今週末久しぶりに晴れの予報となり、新盆を前にして良い知らせとなりました。

それでは、6月下旬から7月上旬の市場の状況を見てみると、昨年と比べての入荷減状況は続いていて、同様に単価高での市況推移となっています。6月トータルを見ても、両市場共に入荷減の単価高傾向の市況推移となりました。今週は、新盆を前にして仏花商材を中心に市場も活発な動きが見られました。6月までの暑さの影響で、前進して品薄傾向となった小菊など一部の商材で引き合いが非常に強くなったことに加えて、入荷量も増えてこなかったことで高値傾向となり、8日（水）は昨年比で10％以上も入荷量が少なく品薄傾向が続き、本日10日（金）は昨年比で5％程度の入荷増とはなりましたが、新盆需要と週末需要とで引き合いも強く昨年比では10％以上もの単価高での市況推移となりました（表1.2参照）。

来週からも、入荷量の大幅な増加は見込めない為、来週末からの3連休にかけての需要も見込まれるので、引き続き堅調な市況が予想されますので、ご注文はお早目にお願いいたします。

営業本部部長　今井克己

表1　<2015年7月第1週～第2週　前年度対比>