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市況レポート Vol.170

2015.06.12

記録的な暑さとなった5月も終わり、6月に入りました。今週の8日(月)午前中に東海地方、午後には関東甲信地方で梅雨入りが発表されました。東海地方で昨年より4日遅く、関東甲信地方では昨年より3日遅い梅雨入りとなりました。今年の6月は、梅雨前線が例年より南の方に停滞する見込みで、本州や九州・四国では曇りや雨の日が少なく、強い日差しが照りつけて真夏の暑さになる日が多くなるという予想が出ています。

それでは、6月に入ってからの市場の状況を見てみると、依然として一昨年よりも少なかった昨年と比べてもさらに5%程度下回る入荷量となっています。入荷減の影響もあって、昨年は6月に入り下落傾向にあった市況と比べると10%以上も単価高での市況推移となっています。中でも、大菊類の市況は大きな値崩れもなく安定的な価格で推移したことと、カーネーションやカスミ草など暖地の産地が終わりとなり高冷地産が出そろっていない商材などは高値傾向での取引きとなっていることが起因して入荷減の単価高での市況推移となりました(表1参照)。

さて、来週末21日(日)は父の日です。花のギフト商品を見ると、今年もシンボルカラーの黄色系のヒマワリやバラを使ったアレンジメントや花束を中心に販促活動が展開されています。ネット商品などを見てみると、花だけでの商品の他、雑貨や食品とのセット商品なども多く見受けられ、多様な商品形態で花が多く販売されています。できるだけ多くの人たちに、花を手にしてもらうためのきっかけの一つになってほしいと思います。

この先は、すっきりとしない天気が多くなると思いますが、端境期で入荷量が不安定な商材も多く、入荷量も多くはありませんので、お早目のご注文をお願いいたします。

 


営業本部部長 今井克己

表1 <2015年6月第1週~第2週 前年度対比> 

 
6月1日(月) 6月3日(水) 6月5日(金)  6月8日(月) 6月10日(水) 6月12日(金)
OTA 入荷口数 95.9  94.5  95.3  95.7  95.4  96.9 
  平均単価  105.2 114.8  119.6  117.5  116.1 113.5 
FAJ 入荷口数  94.9 90.5  93.5  99.8 93.7  96.6 

平均単価   108.0 115.3  125.5  121.5  116.1  118.3 

(%)