昨日9月11日は、北海道の石狩地方を中心に活発な雨雲が停滞して、朝の5時半過ぎに大雨特別警報が発表されました。これまでに経験したことがないほどの大雨となり、土砂災害や河川の増水など大きな被害を及ぼしました。空の便にも影響が出て、北海道からの商品も一部に欠品が出るなどの被害が出ました。本日も北海道や東北、新潟では、大気の不安定な状態が続いており、局地的に非常に激しい雨となる空模様となっています。また関東甲信地方でも、ここのところは曇天で雨模様の天気が続いていて、涼しくすごしやすい陽気ではありますがすっきりとしない空模様となっています。この週末の3連休も、大きな天気の崩れはないもののすっきりとした秋晴れにはならないようです。それでは、9月上旬からの市場の状況を見てみると、9月に入り前進傾向の菊類を中心に順調に入荷量が増えてきた為に、先週末から今週にかけてはお彼岸商戦を前にして一端は単価のほうも落ち着いた市況推移となりました。しかしながら、ここでの曇天続きや大雨の影響で開花の遅れや成長不良が発生しており、本日は両市場ともに菊類を中心に入荷量が減少に転じ昨年と比べると8％程度の入荷減となりました（表1参照）。お彼岸の入りは、来週20日（土）である為、あわてた買いが入ることもなかったので単価高にはなってはいませんが、来週になっても入荷量が思いのほか増えない状況となってくると、注文のピークを迎える17日（水）あたりは仏花関係の商材に引き合いに対しての品薄感が出てくると強めの市況推移となることも予想されます。いずれにしても、ここのところの天候不順で農作物全体が不作気味であることは間違いないので、しばらくは早めの注文で商品の確保をしていただきたいと思います。来週はお彼岸商戦本番です。くれぐれもご注文はお早目に・・・・・。