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市況レポート Vol.126

2013.08.02

ここのところは、局地的な大雨に見まわれるなど不安定な天気が続いています。この2週間は各産地においても天候不順により入荷量が減少傾向のため、引き合いは弱い時期ではありましたが相場は横ばいのまま推移しました(表1参照)。特に、東北地方では長雨や曇天の影響で、トルコキキョウ等は蕾が落下してしまうなど作柄にも悪影響が出始めています。8月のお盆に向けては、全体的に前進傾向の産地が多く入荷量は増えていく見込みです。白菊は、周年産地中心の入荷となり、概ね順調な生育状況ですが、品種的に「精の一世」が増加していることから中下位等級が不足気味で推移する見通しです。盆明け以降は、例年通り入荷量は減少する見込みです。黄、赤菊についても前半での入荷が多くなり、中旬になると各産地入荷量は落ち着いていく見込みです。小菊やスプレー菊も同様に、前進出荷傾向です。カーネーションは、コロンビア産、中国産といった輸入物は昨年と比べると減少となる見通しで、輸入商社も注文分以外に関しては出荷を控える傾向にあります。また、ほうずき等は高温障害の為に色の出が悪い物もあり、計画よりも入荷量は減りそうな見込みです。天候が不安定なため見通しが立てにくいですが、前進傾向の商材が多い見込みですので、お盆用については、早めの仕入れがよさそうな感じです。また、来週からは暑さが厳しくなるそうですので、今後の動向には十分な注意が必要です。

営業本部 今井克己

表1 <2013年7月第4週~第5週 2012年度対比> 

    7月22日(月) 7月24日(水) 7月26日(金)  7月29日(月)  7月31日(水)  8月2日(金)
OTA 入荷口数 93.7  102.1  94.3  87.8  86.9  91.4 
  平均単価 119.8  108.5  102.6  108.2  110.9  112.0 
FAJ 入荷口数 115.0  101.3  97.4  94.9  88.6  89.7 
  平均単価 112.4  105.5  112.1  111.1  117.7  115.8 

 (%)