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市況レポート Vol.123

2013.07.05

7月に入り、暑い日も多くなってきましたが、梅雨時期のすっきりとしない曇天の日も多く、湿度が高くさっぱりとしない日々が続いています。いよいよ来週からは、新盆の需要期となります。菊類の状況ですが、白菊は昨年並みの入荷数量の見込みですが、「精の一世」の作付け量が増加している為に中下位等級に不足感が出てきそうです。黄色、赤色は昨年よりもやや少なめで推移する見込みです。小菊は、春先の天候不安定な状況と、梅雨入り前後から続く空梅雨の影響で、全体量は需要に対してやや少なめの見込みです。その為に、丈も短めの物が多くなりそうです。また、カーネーションも円安の影響により、コロンビア産、中国産は昨年比では減少傾向が見込まれており、品薄感を残したまま来週を迎えることになります。さて先月末から、今月初めの市場の状況を見てみると、6月中旬から引き続きやや入荷量減の状況で、昨年比では20~30%の単価高での市況推移となりました(表1参照)。季節商材であるヒマワリも北海道産の出遅れ等が影響して、品薄傾向が続き強めの値動きでしたし、前述のようにカーネーション、小菊等も強めの市況推移でした。来週末は3連休になり、婚礼需要も見込まれるため、新盆需要と重なって引き合いが強い品目が出てくると思いますので、お早目のご注文にて対応をよろしくお願いします。
 

営業本部 今井克己

表1 <2013年6月第5週~7月第1週 2012年度対比> 

    6月24日(月) 6月26日(水) 6月28日(金)  7月1日(月)  7月3日(水)  7月5日(金)
OTA 入荷口数 89.4  97.9  101.7  91.6  88.4  89.9 
  平均単価 129.1  131.6  123.6  123.2  126.3  124.0 
FAJ 入荷口数 99.0  101.4  108.7  104.8  96.1  89.9 
  平均単価 133.1  133.7  121.7  124.9  128.2  130.7 

 (%)