市況レポート Vol.109
2012.12.14
北日本日本海側及び東・西日本日本海側においても、平年より早く雪が降り気温も低く寒い冬を迎えています。日照時間も少ない日が多く、市場においても入荷量も少なく品薄傾向が続いています。クリスマス商戦も賑わいを見せ始めており、品薄傾向も影響して赤系の商材を中心に引き合いが強く堅調な市況となっております。また、業務需要を中心とした菊類、ストック、スナップ、トルコキキョウ等も入荷が少なく単価高傾向となっています(表1参照)。
日本水仙等も寒波の影響から、極端な品薄傾向が続いています9日の松市は、門松、若松のからげ等級の入荷が、昨年比で10~15%程度少なく高値傾向での市況となりました。また、根引松、五葉松等は入荷が10~20%程少なかったものの昨年並みでの単価推移でした。若松の上位等級の中には、安値で取引きされるものも見られました。トータルで見ると入荷増で価格は横ばい推移での市況となりました(表2参照)。今週末の千両市も品薄が予想されており、先に千両市が行われた市場では、下等級を中心に高値での市況推移が伝えられています。今後は、菊類等は24日、26日あたりをピークに入荷が増えてくる見込みとなっておりますが、今後の気象状況にも大きく左右されますので、引き続きお早目のご注文をよろしくお願い申し上げます。
なお、11月16日以降ネット上の障害により、「FLORAL JAPAN TIMES」の更新をお休みさせていただいておりました。ご利用頂いております皆様には、ご迷惑をお掛け致しました。今後ともご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。
営業本部 今井克己
表1 <2011年度対比>
12月3日(月) | 12月5日(水) | 12月7日(金) | 12月10日(月) | 12月12日(水) | 12月14日(金) | ||
OTA | 入荷口数 | 95.1 | 85.2 | 92.7 | 104.4 | 97.4 | 91.9 |
平均単価 | 100.4 | 107.3 | 108.3 | 116.4 | 114.9 | 109.4 | |
FAJ | 入荷口数 | 99.9 | 99.1 | 102.3 | 108.4 | 106.6 | 109.4 |
平均単価 | 105.8 | 108.0 | 113.2 | 119.5 | 117.0 | 112.1 |
(%)
表2 <松市 2011年度対比>
12月9日(日) 松市 | ||
OTA | 入荷口数 | 113.7 |
平均単価 | 94.2 | |
FAJ | 入荷口数 | 103.0 |
平均単価 | 99.1 |
(%)
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年別